職場の人間関係を理由に転職する看護師は潜在的にはかなり多い

看護師の本当の退職理由で多いのは人間関係の悩みとその他の不満

看護師の、職場における人間関係の複雑さはずっと昔から存在する永遠のテーマだと思います。

 

そして、私の経験から一つの例としてお伝えしたいのは、“新人の頃は可弱い子羊でも、経験を重ねるに従って狼に成長する”ということです。

 

 

看護師の退職理由の上位を占める「家庭の事情」

辞職理由に都合の良い家庭の事情

辞職理由に都合の
良い家庭の事情

厚生労働省が発表した平成21年度の看護師離職者数は、推計12万5000人となっており、その退職理由は「家庭の事情」が上位を占めているとされています。

 

しかし、1度退職を経験している方なら分かって頂けるかもしれませんが、実際に「辞めます」と上司に伝える際には、いくら人間関係に疲れ果てて、それが原因で辞めたいと思っていたとしても、様々な事を考慮して最も無難な「家庭の事情」を理由とすることが多いのではないかと思います。

 

ですので、「職場の人間関係」を理由に退職を決意している看護師は、潜在的にはかなり多いと私は思います。

 

また職場側も「人間関係が原因」と言われたら「あなたが歩み寄る努力を」とか、「では配置換えなどで対応を」などと提案して、なんとか退職を踏みとどまらせようと、あの手この手を使ってくるというのも現状としてあるでしょう。

 

人間関係以外の不満も加わる

私自身も病院の看護部長の立場であった時は、能力のあると見込んだ看護師、手放したくない人に対しては、そういった引き止めをしました。

 

しかし、現実には上司にハッキリと“退職の意思”を伝える頃には、人間関係以外でもその職場に不満があり、どのような条件を出されても「そこを辞める」気持ちに変化が起こらないほど、固い決意となっていることがほとんどだと思います。

 

私が部下の看護師に、辞意を考え直すように説得しても、そのまま辞めていく看護師が殆どでした。

 

その辞職の決意に勢いを付けてくれる“都合の良い家庭の事情”が伴ったときに、それを口実に退職するという方も少なくないのではないかと思います。

 

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