仕事に対して誇りや夢や使命感より安定を求める看護師の増加

入職の際に仕事に安定を求める看護師が増えている

看護師に限らず、そもそも仕事とは、“自分の好きなことを生業にできたら素晴らしい”と言われることも多いものです。

 

しかしほとんどの方が、「生きていく為、お金の為」に“仕方なくしなければいけないこと”として位置付けられていることの方が、最近では圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

 

人は好きなことはどれだけ大変でも苦にならない

看護師の誇り・夢・使命感より安定

看護師の誇り・夢
使命感より安定

そして、私達人間は元来「自分の好きなことは、どれだけ大変で労力を使うことでも苦にはならず、嫌いなこと、気の進まないことは些細な労力でも苦痛」と感じてしまう所があると思います。

 

これもやはり、私達看護師の仕事にも当てはまると思います。

 

昔は、看護師の資格も含めて資格試験が必要な仕事に関しては、「勉強という苦労をしてでもやりたい仕事」という位置づけであったものが多かったと思います。

 

だから実際に資格を取る事が出来て仕事を始めると、たとえ本来決まっている勤務時間が過ぎてしまっても、「ここまでやりたい」といった自らのモチベーションで残業をしたり、繰り上げ出勤をする人が多かったのではないでしょうか。

 

それは私達看護師でも同じことが言えると私は考えています。

 

仕事に対し誇りや夢や使命感よりも安定を求める

しかし日本はバブルが崩壊し、ゴールの見えない不況という底なし沼に落ちてしまいました。

 

それで、「やりたい仕事をやりたいだけやる」というスタンスではなく、「とにかく食いっぱぐれないように、とにかく安定して稼げるような仕事に就く」というスタンスが、いつの間にか定着してきたように思います。

 

今では、保育園児でさえ“将来の夢は?”の問いかけに「公務員」と答える時代になってしまいました。

 

もちろん、全員の園児がこのように答えるわけではありませんが、10年20年前と比べると確実に多くなっているのは事実となっています。

 

そしてこれらの将来の夢の職業は、確実に家でご両親が「公務員が一番安定している。公務員を目指しなさい」と繰り返し言っているのではないかと思います。

 

そう。

 

そのやりたい仕事、夢として持っている職業は、その仕事内容が好きだから人生をかけてやりたい仕事なのではなくて、食いっぱぐれのないように“親が就いて欲しい職業”なのです。

 

誇りや夢や使命感よりも安定を求めるのが、トレンドと言っても過言ではないでしょう。

 

そのトレンドの是非はともかく、仕事に安定を求めるというスタンスの看護師が昔よりも増えているのは現実です。

 

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